ディテールアップのためのスジボリの追加や、合わせ目を段落ちモールドに加工する際に、普段使用している工具を紹介します。
スジボリでは、最初からタガネで深く彫るのではなく、ニードルでガイドラインを作ってからタガネで仕上げる方法を基本にしています。
パーツの端から一定の距離にスジボリを入れる場合には、ノギス型スジ彫り工具を使い、合わせ目を段落ちモールドのするときには、BMCダンモを使用しています。
ニードル

スジボリを彫る際、最初に使うのがケガキ針(ニードル)です。
いきなりタガネを使うのではなく、まずケガキ針で浅いガイドラインを作り、ある程度ラインができたらタガネに持ち替え、溝を整え仕上げています。
彫るときは力を入れず、鉛筆で線を書くような感覚で、何度もなぞるのがコツです。
一度で深く彫ろうとすると、力が入り針先が滑りやすく、ラインがずれたり、パーツを傷つけたりする原因になります。
特に曲面では、最初からタガネを使うと刃先がラインから外れやすく、狙った位置を彫るのが難しくなります。
そのため、平面・曲面を問わず、最初にニードルでガイドラインを作るようにしています。
これまでさまざまなケガキ針を使ってきましたが、「ミネシマ 精密ケガキ針 TM-24」が使いやすいです。
適度な重量があるため安定して持ちやすく、針先もしっかりしているので、ガイドラインを入れる作業がしやすく、専用の替針があるので、針先が曲がったりした場合でも交換でき長く使えます。
BMCタガネ

ニードルでガイドラインを作ったあと、本番のスジボリにはBMCタガネを使っています。
これまで、いろいろなメーカーのスジボリ工具を試してきましたが、自分にあっていたのはBMCタガネでした。
普段メインで使用しているのは0.125mm。
スジボリの幅によって使い分けられるよう、現在は量産型タガネの0.075mmを追加購入しようか検討しています。
ニードルで、あらかじめ浅いガイドラインを作ってから、タガネを使うようにしています。
そのためか、購入してから15年近く経ちますが、これまで一度も刃を折ったことがありません。
力を入れて一気に彫るのではなく、ガイドに沿って少しずつ溝を深くしていくことで、ラインを安定させやすくなります。
DSPIAE AT-PST スジ彫りノギス

パーツの端から一定の距離を保って、平行にスジボリを入れるときに使っているのが、DSPIAEの「AT-PST スジ彫りノギス」です。
以前は、普通の金属製の普通のノギスを使っていましたが、本体が大きく、模型の細かなパーツでは取り回しにくかったため、模型製作向けのコンパクトなこちらを購入しました。
細かなパーツでも扱いやすく、狭い場所でも使いやすいところが気に入っています。
赤いキャップを外すと、先端はニードル状になっています。
そのまま深く彫るための工具としてではなく、スジ彫りノギスで位置を決め、ガイドラインを入れたあと、BMCタガネで彫り直します。
BMCダンモ

接着して合わせ目を消そうとすると、塗装や組み立てが面倒になったり、後ハメ加工が必要になったりすることがあります。
そうした場合には、合わせ目を完全に消すのではなく、あえて段差を残してスジボリのようなディテールに見せる、段落ちモールドとして処理することがあります。
段落ち加工に使用しているのが、BMCダンモです。
パーツの端に沿って軽くなぞることで、端から一定の幅で段差を作ることができます。
所有しているのは、0.3mm/0.6mm、0.5mm/0.8mm、1.0mm/1.5mmの3種類です。
パーツの大きさや、作りたい段落ちモールドの幅に合わせて使い分けています。
BMCダンモは一定の幅で段落ちを作りやすいため、合わせ目を消す代わりにディテールとして処理したい場合に便利です。
0.3mmより細い段落ちモールドを作りたい場合は、スクレーパーのマジ・スクなどを使って加工しています。
使用している工具・道具まとめ
プラモデル制作で使用している工具・道具をまとめ、それぞれの特徴や使用感を個別記事で紹介しています。





















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