模型製作のヤスリがけ、パテの研磨では、細かな粉じんが発生します。
私は、研磨作業専用として防じんマスクを使用しています。
この記事では、実際に使用している防じんマスクや防じんフィルター、おすすめする理由、使用感を紹介します。
今回紹介するTW01SCとR1フィルターは、国家検定に適合した取替え式防じんマスクです。
現在使用しているマスクとフィルターはこちらです。
・防じんマスク:重松製作所(シゲマツ) TW01SC
・フィルター:重松製作所(シゲマツ) R1
ヤスリがけで防じんマスクが必要な理由
ヤスリがけでは粉じん対策が大切
ヤスリがけやパーツ加工では、プラスチック、パテ、レジンなどの細かな粉じんが発生します。
ヤスリがけ後に喉に違和感を覚えることがあり、作業環境を見直しました。
すると、老眼になってから細かな傷や表面の状態を確認するため、無意識に顔を模型へ近づけて作業していることに気付きました。
また、顔を近づけないよう意識して作業していても、細かな粉じんは空気中に舞い上がり、気付かないうちに吸い込む可能性があります。
作業中に発生する粉じんは目に見えにくいものもあり、吸い込んだ粉じんが体内に蓄積することで、健康への影響が懸念されます
趣味のプラモデル製作を長く楽しむためにも、ヤスリがけや加工を行う際は、粉じん対策をしておくことが大切です。
そこで、防じん対策について調べた結果、専用の防じんマスクを使用することにしました。
不織布マスクと防じんマスクの違い
一般的な不織布マスクでも一定の効果はありますが、防じんマスクと比べると顔への密着性が低く、隙間から粉じんが入り込む可能性があります。
集塵機を併用するとさらに効果的
私は、防じんマスクだけでなく、自作の集塵機も併用しています。
ヤスリがけなどでは、粉じんを発生させないことは難しいため、発生した粉じんを早めに除去する対策も大切です。
自作した集塵機については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ヤスリがけ時の防じんマスク|重松製作所のTW01SCとR1

使用機材
- マスク本体:重松製作所(シゲマツ) TW01SC
- フィルター:重松製作所(シゲマツ) R1
- ホルダー:#02907
- キャップ:#50515
マスク本体:TW01SCの選定理由とレビュー
研磨作業では、防毒マスクとは別に防じんマスクを使用しています。
以前は、重松製作所のDR77Rを使用していましたが、生産終了となったため、現在は同じ重松製作所のTW01SCへ買い替えました。
マスク本体:TW01SCのレビュー
装着感は良く、長時間使用しても息苦しさや痛みはありません。
マスクが耳掛けタイプではないため、メガネとの併用でも干渉しにくく、曇ったり鼻や耳が痛くなったことはありません。
長時間作業をした時や、夏場は蒸れたりすることもありますが、こまめに休憩を取り、水分補給をしながらマスクを外しています。
TW01SCは、有機ガス用吸収缶(TS/OV)を装着することで、防毒マスクとしても使用できます。
フィルター:R1の選定理由とレビュー
R1フィルターは、重松製作所(シゲマツ) の取替え式防じんマスク用フィルタ選択チャートを参考に選びました。
- R1(RL1):粒子捕集効率80%以上。土砂・岩石の掘削や粉砕作業などに対応。
- R2:アスベスト除去や溶接作業など、より高い性能が必要な作業向け。
プラモデルのヤスリがけで発生するのは、主にプラスチックやパテの粉じんなので、私の用途ではR1で十分と判断しています。
レビュー
実際に使用していて、手作業、ペンサンダー、ルーターで喉が痛くなったことはなく、呼吸もしやすい印象です。フィルターは価格も比較的手頃なので、定期的に交換しています。
*R1フィルターを使用するには、ホルダーとキャップが必須です。
フィルターだけ購入しても装着できないため、買い忘れには注意してください。
フィルターの付け方

- 別途購入した、ホルダー、キャップ、R1フィルター
- マスク本体に、ホルダーを装着(回して取り付ける)
- ホルダーに、R1フィルターを乗せる
- キャップをしっかり取り付ける
取り付けは難しくなく、フィルター交換もスムーズに行えます。
装着後のフィットチェック(密着の確認)
防じんマスクは、高性能なフィルターを装着していても、顔にしっかり密着していなければ十分な効果を発揮できません。
隙間があると、そこから粉じんを吸い込んでしまいます。
マスクの装着後は、頭を軽く振り、ずれないことを確認します。
次に、吸気口を手で軽く塞ぎ、ゆっくり息を吸います。
マスクが顔に吸い付くような感覚があり、隙間から空気が入ってこなければ密着できています。
この時、手でマスクを顔に強く押し付けないように注意が必要です。
強く押し付けると一時的に隙間が塞がれ、正しく密着状態を確認できない場合があるためです。
私はマスクを装着するたびに、このフィットチェックを行っています。
数秒で終わる簡単な確認ですが、マスク本来の性能を発揮するためには欠かせない作業です。
防じんフィルターの交換時期
防じんフィルターは、息苦しさを感じるようになった場合や、汚れが目立ってきた場合、破損した場合は交換時期です。
メーカーでは、使用時間による明確な交換目安は示されていません。
私は週に約10時間使用していますが、長くても半年程度を目安に交換しています。
目詰まりや汚れ、破損が見られた場合は、半年を待たずに交換しています。
フィルターは、使用や保管環境によって湿気の影響を受けるため、衛生面も考慮して定期的に交換するようにしています。
価格もそれほど高くないため、安全性を優先しています。
*R1フィルターは洗浄して再使用できません。
目詰まりや汚れ、破損など、性能の低下が考えられる場合は、新品へ交換してください。
防じんマスクのメンテナンス方法
防じんマスクは、研磨作業で細かな粉じんが付着するため、使用後のメンテナンスが大切です。
私は、キムワイプなどで面体(マスク本体)やフィルター周辺に付着した粉じんを拭き取っています。
粉じんをそのままにすると、次回使用時に再び舞い上がったり、マスク内部に付着することがあるためです。
汚れがひどい場合は、防じんフィルターを取り外してから、面体のみ軽く水洗いしています。
洗浄後は直射日光を避け、風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。
防じんマスクの保管方法

防じんマスクは、使用後に十分乾燥させたうえで、ハクバ ドライボックス NEO 15Lを使用して保管しています。
この容器は密閉性が高く、ホコリや湿気の影響を受けにくいため、マスク本体や防じんフィルターを清潔な状態で保管できます。

防毒マスク・防じんマスクを合わせて3個所有していて、吸収缶やフィルター、保護メガネなども入れているため、15Lを使用しています。
収納量に合わせてサイズを選ぶと使いやすく、フィルターへのホコリの付着も防ぎやすくなります。
ドライボックスを購入する場合は、収納する量に合わせてサイズを選べます。
- 5.5L:W330×H135×D220mm
- 9.5L:W330×H230×D220mm
- 15L:W470×H235×D240mm
マスク本体が1個程度であれば、チャック付きポリ袋でも十分です。
マスク本体の買い替え時
私の場合は、接顔部が変形したり、装着時に痛みを感じるようになったら買い替えています。

左が新品、右が長年使用したマスクです。
同じサイズのマスクですが、見比べると、右側はサイズ違いと思うほど接顔部が変形していることが分かります。
毎日使っていると変形に気付きにくいため、新品を購入したときに写真を撮っておくと、買い替え時期の目安として比較しやすくなります。
ヤスリなど使用時のマスクのまとめ
市販の花粉用などの不織布マスクではなく、国家検定に適合した、防じんマスクと防じんフィルターがおすすめです。
ヤスリなど使用時のマスク一式
- 防じんマスク:重松製作所(シゲマツ) TW01SC
- フィルター:重松製作所(シゲマツ) R1(ホルダー、キャップが必要)
フィットチェック
装着後はフィットチェックを行い、顔にしっかり密着していることを確認します。
集塵機との併用
作業環境を改善するため、防じんマスクと集塵機を併用しています。
メンテナンス
- 使用後は、面体やフィルター周辺に付着した粉じんを拭き取ります。
- 汚れがひどい場合は、フィルターを外して面体のみ水洗いし、十分乾燥させます。
交換や買い替え時
- 本体:痛くなったり、本体が変形してきたら
- フィルター:長くても半年程度、または息苦しさ・目詰まり・汚れ・破損が見られたら交換
保管方法
使用後は十分乾燥させてから、ドライボックスやチャック付きポリ袋で保管しましょう。
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