エクスプラスから、プラモデルのガメラが最初に発売した時に、欲しいけれどどうしようと悩んで買わなかった
筆塗り塗装の楽しさを知り、そこそこ出来るようになったら、腕試しに欲しくてたまらなくなり、再販で手に入れ速攻で作った
エクスプラス 1/700 ガメラ(1999):製作記事

下顎は差し替え可能な仕様なんだけれど、キツくてなかなか厳しいので、下顎の凸と内側を削り、ネオジム磁石接続とした

甲羅の合わせ目は、前から見えるため非常に目立つので、根気よく作業して消した
足には転倒防止で鉛板をおもりとしている
腕や脚など、本体にも合わせ目がいっぱいあるけれど、埋めて削って平らにする消し方ではなく、瞬間カラーパテをシワに見えるように(上の画像の甲羅に塗ってあるように)塗り、削ったりせずに硬化スプレーで硬化させただけで消した
塗装前は目立つけれど、サフなど下地を塗ってしまえば、シワのように見えるし、塗装でごまかせるので、本体の合わせ目が面倒な人は、この方法を試してほしいな
エクスプラス 1/700 ガメラ(1999):塗装
シタデルカラーで塗装する方法が、自分には簡単そうだったので、その方法を試すことに
コントラストで塗装しようと思ったけれど、気に入った色味がなく、シェイドに気に入った色があったのでそれを使うことにした
シタデルカラーのシェイドは、影色になるような薄めのシャバシャバな塗料で、本来は凹んだ部分の影色を表現する塗料
シタデルカラー シェイド ドラッケンホフ・ナイトシェイドを試しに購入したところ、明るい色にも、暗い色にも色が乗りキレイに発色するので、ドラッケンホフ・ナイトシェイドを使用することにした
塗装手順
下地塗装
メカサフのような黒系のサフで、全体を塗装する

下地塗装2:ドライブラシ
ホワイトでドライブラシして、全体に陰影のグラデーションを付けていく
上の方ほど白い部分が多くなるようにドライブラシをするけれど、失敗してもなんとかなるので、気にせずガシガシとドライブラシを楽しんだ

シタデルカラー塗装
ドライブラシが終わったら、シタデルカラーを塗装
本体色の塗装
全体にシタデルカラー シェイドのドラッケンホフ・ナイトシェイド塗り重ね、陰影を付けていく
頭側になるほど明るくなるように、塗り重ねる回数を調整
お腹の菱形は、本体色と大きく違わないように、アグラックス・アースシェイドで薄く塗り分け
甲羅の塗装
コントラストのクリード・カモを使い甲羅を塗装
こちらも頭側になるほど明るくなるように、塗り重ねる回数を調整
アクセント色を塗装
1色だと単調になるので、アクセント色を塗装し、それっぽくなるように塗装していく
光が強く当たりそうなところに、シェイドのドルーチ・ヴァイオレットを、本体色へのアクセントとして、コントラストのスネークバイト レザー塗装
グラデーションを追加
コントラストカラーの塗り重ねの陰影でも表現できなかった影になる部分には、スモークグレーを薄くエアブラシで塗装した
爪などの塗装
本体の塗装が終了したら、爪、歯をアイボリーで筆塗りし、コントラストのスネークバイトレザーで汚れを表現
本体のクリア塗装
光沢が少し欲しかったので、全体を半光沢のクリアーで塗装
目の塗装
眼球は小さくて丁寧に描ける自身が無かったので、黒の点を書き、クリアグリーンを塗装後、つやありクリアを塗装した
カラーレシピ
- 下地:自作カラーサフ(Mr.サーフェイサー1000 + ガイアカラー サーフェイサー エヴォ ブラック + Mr.ベースホワイト 1000 + Mr.カラー フラットベース (なめらか・スムース) 各1ずつ)
- ドライブラシ:タミヤ アクリル ホワイト
- 甲羅:シタデルカラー コントラスト クリード・カモ
- 本体:シタデルカラー シェイド ドラッケンホフ・ナイトシェイド
- 本体アクセントの紫:シタデルカラー シェイド ドルーチ・ヴァイオレット
- 本体アクセントの薄茶色:シタデルカラー コントラスト スネークバイト レザー
- 本体アクセントの茶色とお腹の菱形:シタデルカラー シェイド アグラックス・アースシェイド
- 本体の影:水性ホビーカラー スモークグレー
- 爪のアイボリー:シタデルカラー コントラスト スケルトン・ホード
- 爪の汚れ:シタデルカラー コントラスト スネークバイト レザー
- 口内下地:タミヤ アクリル ホワイト
- 口内赤:シタデルカラー コントラスト ブラッドエンジェル・レッド
- 眼球下地:タミヤ アクリル ホワイト
- 瞳:水性ホビーカラー ブラック
- 眼球緑:タミヤ エナメル クリヤーグリーン
- 仕上げ:水性ホビーカラー 半光沢クリアー
- 眼球クリア:水性ホビーカラー クリアー
エクスプラス 1/700 ガメラ(1999):完成ギャラリー





高さ12cmほどの、それほど大きくないプラモデル
甲羅の合わせ目消しは面倒だけれど、甲羅を1枚1枚重ねていく楽しさや、塗装をすると浮かび上がってくる見事なモールドは、作っていく楽しさを再認識させてくれる素晴らしいキット
本体の合わせ目消しを、瞬間カラーパテでシワのようにすれば難しい箇所はない
シタデルカラーを初めて本格的に使用したけれど、コントラストもシェイドも、明るい色にも暗い色にも発色良く塗装ができるので、ドライブラシだけで綺麗なグラデーションが簡単に表現でき、良い塗料だと改めて思った
ガメラ好きだけではなく、特撮好きなら作って欲しいと思う
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