劇場版、機動戦士ガンダムII 哀・戦士編が初登場
当時300円、今は税抜き300円、安くて良キット、素晴らしい
でもさすがに旧キットなので、気になる所もあるし、自分好みにしたい部分もあるので改造してみた
コア・ファイターの大きさの違い
このキットのコア・ファイター、大きさは今の1/100のガンダムに付いているのとほぼ同一サイズらしい(人から聞いただけだけど)
コア・ファイターを改造するのが面倒だなと思い、前に作った1/144ガンダム付いていたコア・ファイターを使おうとしたら、すごくコア・ファイターが小さくてバランスが変だったので、上の話を思い出した
昔のガンダムはコア・ブロック剥き出しでドッキングしてたからね、解釈が変わったししょうがないかな
コア・ファイター製作
機首に開いている穴
穴が2か所空いている、先端とコクピット下付近
インテーク?とも思ったけれど、穴は気になるので、塞ぐことに
ピントが合っていなくて申し訳ない
適当にプラバンで塞いでみた
コクピット下付近は、もう少しインテークっぽくしてもいいかな?とも思ったけど、見えないよねとスルー
コア・ブースターとの接続機構
コア・ブースターとの接続はファイターのバーニア部分だけで、構造的に不安なので何とかしたいなと
コア・ブースター時にはファイターは変形しないので、コア・ブロック時に機首が入る凹みは使わないと気が付いた
ブースターからドッキング用の突起が出ていて、ファイターの凹み部分と接続という設定にしちゃおうと勝手に決定
ドッキングシステムはネオジム磁石を使えば簡単に固定できるので、コア・ファイター本体に磁石を仕込んでおく
S極とN極に注意が必要、くっつくように気を付けること
翼の加工
旧キットにありがちな、フィンや翼などが太いというのもあるので、先端を薄く削り翼らしく加工する
機首差し替え加工 磁石接続
機首2つ作るの面倒だよね…改造とか塗分けとかあるしってことで、機首は差し替えにすることに
ハイキューパーツ ネオジム磁石丸形 直径2mm-高さ1mmを使用
手元に角型が無かったので丸形で
機首部分にも磁石を仕込む
コア・ファイターの機首はモナカ構造の2パーツ
接着したら合わせ目を丁寧に消し、塗分けの境界線部分にスジ彫りを追加
マスキングが綺麗にできる自信が無いので、前工程で頑張る
2つ同じ作業をして、上手に出来た方に磁石埋め込み
こちらもS極とN極に注意が必要、くっつくように気を付けること
何故2度も書くのか、この時に失敗しているから
機首がイヤイヤくっつかない!って反発する姿は悲しかった
キャノピーの枠追加
キャノピーの枠がないので追加することに
ドラパス スプリングコンパス両針を使い、1mmくらいの幅で周囲をぐるっとケガいてスジ彫り
写真のは繋がっていなくてミスっているけれど、撮影後に修正
タミヤ 1mm 角棒を使って上側の枠を追加
4つの機銃口は少し深く彫り直した
機首を差し替えにするメリットとして、上手に出来なくても、もう1つあるから安心
コア・ブースター製作記事
翼の加工翼
旧キットにありがちな翼やフィンが、分厚く板に見える問題
全部プラ板で作り直すのもありだけれど、端を薄くするだけで薄く見える
上が無加工、下が処理後
前から見るとこんな感じ
処理後の左のほうが薄く見えて、翼っぽくなった
これを翼など気になるところ全て行う
バーニア部分
何も無くてバーニアをポンと付けるだけなので、ジャンクパーツとプラチップでそれらしく
茶色いの戦車かなぁ?あと余ったバーニアだと思う
メインの4つのバーニアは、WAVE NEW U・バーニア 丸 Mを使用
凹凸などが何も無いよりかは、あった方がそれらしいし、密度がでるかなと
途中写真にはないけれど、両脇の1番大きなバーニアもジャンクパーツ
多分、内股になる、13年頃に発売したバンダイ 1/72 バルキリーのストライクパーツのバーニア
本体部分
全体のスジ彫りを彫り直し
垂直尾翼の間の上の平面に何も無く、真っ平だったので3分割になるようにスジ彫りを追加。
またカナード翼が好みではなかったので削除
姿勢制御用スラスター追加
姿勢制御用のスラスターを追加したかったので、マスキングテープで場所を検討
なんかそれらしい四角いモールドがあったので、そこの中に決定
このスラスターは、少しだけ全方向に飛び出すという脳内設定
これで飛行機のピッチング(機首を上下に振る縦方向)、ロール(機首を中心に傾ける回転方向)、ヨー(機首を左右に回転させる横方向)を宇宙空間でも制御できるはず
丸いスラスターは、コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ 丸モールドIVの3mm
カナード変更
元のカナードが好みの形状ではないので、タミヤ プラバン 1.0mm厚 B4サイズを使用してカナードを自作
元の台形のカナード翼があった場所に、0.3mmの真鍮線で固定
カナード翼の後ろには、スラスターを付ける予定。コトブキヤのダクトノズル
アニメっぽく弾が飛んできた時に横にサッと避けられるし、何より合わせ目をごまかせる。一石二鳥
*製作途中の画像は無いので、完成画像をご覧ください
アクションベースとの接続加工
ブースターの下側、スラスター用の穴は3mmで開口済み
スタンドが付属しないので、バンダイ アクションベース2を接続することに
前側のランディングギア部分を使用
コア・ファイターが付いたらほぼ中心なので丁度良い感じ
アクションベース2との接続用のポリキャップを、プラバンで適当な感じで囲って埋め込み
丸い追加スラスターを付ける前に、余ったプラバンで上下とも裏から塞いでおいた
これでスラスターのパーツを取り付けやすくなる
アクションベースの先端接続
これで飛行状態で飾れることになった
裏側も全体のスジ彫りは、一応彫り直し
上面インテーク(段差?)にフィン追加
ブースターユニットで1番好きじゃない部分、エアインテーク?謎の段差
段差じゃかっこ悪いので、フィンにすることに
フィンにしている方も多いしね
マスキングテープで大まかな形を取り、タミヤ プラバン 0.5mmを切り出した
余った小さいのを挟めば段々になるので、捨てないで再利用
プラバンを重ねて貼れば、フィンの出来上がり
上に少し段差ができるので、面一になるようにパテで埋めた
サイドインテークの合わせ目
イヤな位置の合わせ目、ファイターとの接合部脇のインテーク
パテ盛ってやすりがけ?嫌だなぁってことで、エバーグリーンの溝付きプラシートを接着した
*写真は接着前なので、完成写真で確認してください
コアファイターとのドッキング機構
ファイターとブースターがちょこっとだけで接続されているのに違和感があったので、ドッキング機構をでっち上げ
ファイターとのドッキング基部はプラバンで自作
中にネオジム磁石を仕込んである
工作終了
これでファイターとブースター両方の工作作業は終了
コア・ファイターよりもブースターがメインなので、改造するところはいっぱいある
挑戦したかった事
今回はスルーしたけれど、やってみたかった事は、
ファイターのキャノピー透明化
ブースター本体上の後部にある左右グレーのダクト?を開口してフィンを自作
メガ粒子砲の部分をもっとメカっぽく
航空灯と衝突防止灯の再現
バーニアのLED発光
作業量が多すぎて他のプラモが完成しなくなるかもと思い断念
コア・ブースター:塗装
工作的な作業は全部終了したので、塗装していくことに
旧キットなので、マスキングは必須
カラーレシピ
- 下地:Mr.サーフェイサー1000
- 白:ガイアノーツ ニュートラルグレーI
- 赤:Mr.カラー スーパーイタリアンレッド
- 青:ガイアノーツ コバルトブルー
- ファイターのグレー:Mr.カラー グレーFS36231
- ブースターのグレー:ガイアノーツ ニュートラルグレーII
- ファイターキャノピー前の黒、バーニア下地及びバーニア基部など:自作カラーサフ(Mr.サーフェイサー1000 + ガイアノーツ サーフェイサーエヴォ ブラック + Mr.ベースホワイト 1000 + Mr.カラー フラットベース 「なめらか・スムース」 各1ずつ)
- バーニア:ガイアノーツ ガンメタル
- デカール前クリア塗装:ガイアノーツ Ex-クリアー
- デカール後クリア塗装:ガイアノーツ Ex-フラットクリアー
- スミ入れ:ガイアノーツ ガイアエナメルカラー ブラック
デカール
つや有りクリアを塗装後に、デカール貼り
006のデカールは自作
他はバンダイ HG 1/144 THE ORIGIN MS-06 ザクII C-5型改 ジョニー・ライデンの時の余ったデカールを使用
なので、連邦のマークとかはORIGIN仕様
デカール後はつや消しクリアで、デカールの保護
ウェザリング
自分で調合したエナメルのグレーで、全体をウォッシング
エナメル、水性塗料などを、爪楊枝やスポンジを使用し、消えていないヤスリ跡や塗装後に剥がれた所など、失敗した箇所が目立たなくなるように汚し塗装
その後つや消しクリア
ウェザリングマスターで本体やバーニアなどを汚し、またつや消しクリア
キャノピー
塗装だけだと、なんかのっぺりしていたので、つや有りブラック塗装後、ハセガワの偏光フィニッシュ コバルトブルー~イエローを貼った
コア・ブースター:完成ギャラリー
ドッキング脇のインテークのプラバンが横からの画像で確認できる
ここの合わせ目消しはしたくなかった
やりたくない、やるのに時間がかかる、やれる自信が無い所は、誤魔化す方向で制作することにしたので、誤魔化してみた
汚しすぎかなぁ?とか思いながら塗装してた
セイラさんア・バオア・クー戦直前の、最後の出撃って感じが出ていればいいなぁ
古いキットにも関わらず、出来のいい良キット
MGやRGと違い、手を加えるスペースがあるので、作り手の個性が出るのもまた素敵
作って塗ってお終いじゃなく、さらにあーしたい、こーしたいって妄想できるのは旧キットならではだと思う
再販されたら、ぜひ手に取って欲しいキットの1つ
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