プラモデル用 自作 水フィルター式卓上集塵機 三号機

プラモデル製作で使用している自作の水フィルター式の卓上集塵機、前回製作した水フィルターの自作集塵機2号機は、手でやすりを掛けていた頃に作ったもので、PROXXONのペンサンダーを使用するようになってから、粉塵の量が増え、吹き返しが目に見えるようになり気になっていた
吹き返すなら、密閉容器から空気を吸い出せばいいのでは?となり、小さな換気扇を密閉容器と繋げることにした

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水フィルター式卓上集塵機:材料と工具

材料

  • 密閉容器
     縦長で深さのあるもの、今回使用したサイズはW:20cm×D:15cm×H:7cm位

工具

水フィルター式卓上集塵機:製作工程

集塵機本体の製作

DCファンの取り付け

水フィルターの自作集塵機のDCファン取り付け, 位置決め

密閉容器を選ぶときは、パイプファンの吸引用パイプにDCファンの風が直接当たらないように、中に入れる水に風が多く当たるように、正方形ではなく長方形のものを選ぶ

密閉容器の蓋に穴を開けたいので、DCファンのファンガードを使って、中心、ねじ止めの位置をマジックで印をつける

水フィルターの自作集塵機のDCファン取り付け, ファンの位置と穴を決める

こんな感じで印を付けたらファンの穴を、コンパスカッターを使って開ける
穴はファンの羽根の先端よりも1回り小さく開ける

水フィルターの自作集塵機のDCファン用の穴あけ

穴を開ける時は、密閉容器は柔らかくても一気に開けようとせず、少しずつ切れ込みを入れた方がいい
柔らかい密閉容器であっても、力が加わったりするとひび割れることがある

水フィルターの自作集塵機のDCファンのコード用の穴あけ

DCファンを固定するためのネジ穴と、コードを通すための穴も開ける
これは電源が右側にある場合、電源が左側にあるなら、長方形の穴は左側に開ける

水フィルターの自作集塵機のDCファンのネットとねじ

DCファンのファンガードだけでは小さいパーツは落ちてしまい、ファンで破損しかねないので、洗濯ネットの様なネットを必要な大きさにカットして被せる
ネットの目の細かさによっては、ネジとネットが一緒に回転してしまうので、ネットにはネジ用の穴を開ける

水フィルターの自作集塵機のDCファンのコードと蓋側終了

DCファンのコードは開けておいたところから出し、マスキングテープなどで固定
ネジはワッシャーを3つにだけ付けて、ファンとファンガード、ネットを固定する
画像は上からネット、ファンガード、密閉容器の蓋、ファンの順で固定しているが、密閉容器とファンが当たるなら、ネット、密閉容器の蓋、ファンガード、ファンの順だと、ファンガードで密閉容器とファンが当たらなくなる
残り1つのネジはネットを固定しないように、ネットの下からファンを固定する

水フィルターの自作集塵機のDCファンのネットの1か所だけねじで止めない

完全にネジでネットを固定しないのは、ネットをめくれる様にしたいから
ネットの目よりも大きなゲート処理のゴミなどを、ファンを止めて入れるため

ファンの羽根の部分よりも、密閉容器の蓋の穴の方が1回り小さいのが拡大画像で見れる
羽根の先端とファンの本体には隙間があり、そこから吹き返すので、穴は羽根の先端より1回り小さくする

パイプファンと接続のパイプを3Dプリンターで出力

水フィルターの自作集塵機のDCファン側のパイプ

上は3Dプリンターで出力したパイプ、持っていたホースが内径40mmもあり、ホームセンターなどで丁度良いパイプが手に入らなかったので自作した

パイプファンと接続のパイプ取り付け

水フィルターの自作集塵機のDCファン側のパイプ用の穴あけ

接続パイプを密閉容器に取り付ける
カッターで穴を開け差し込む

水フィルターの自作集塵機のDCファン側のパイプの隙間

パイプと密閉容器に隙間ができるので、固定も兼ねてグルーガンを使用する

水フィルターの自作集塵機のDCファン側のパイプの固定完了

見えない隙間があったら水が漏れるので、ちょっと多めかな?って感じが丁度いい

水フィルターの自作集塵機のDCファン側のパイプをグルーガンで固定

ボッシュ ホットボンダー PKP18Eがおすすめな理由は、先端のアタッチメントで長い先端があること
隙間にホットボンドを付けたい時は、この画像の先端が大活躍する

密閉容器の蓋にDCファン、容器にパイプが付いたら集塵機本体は完成

水フィルター式卓上集塵機:3Dプリンターを使用しない方法

市販塗装ブースのホースと排気口アタッチメントを使う方法

市販の塗装ブースのホースと排気口アタッチメントを使えば、安価で簡単にパイプファンと接続できる
排気口アタッチメントを密閉容器に付け、ホースをパイプファンと接続するとできる

自作塗装ブースを持っているなら

プラモデルをエアブラシで塗装しているなら、持っている可能性の高い塗装ブース
塗装ブースを衣装ケースなどで自作しているなら、それに繋げ塗装ブースを動かしながら集塵機を動かせば、パイプファンを買わずに済む

洗濯機の排水ホースを使う方法

洗濯機の排水のホースは内径が30mmと定型になっていて、延長ホースは反対側は34mm、32mm、30mm、28mmなど、カットして内径を調整できるものがあるので、ホースはこれを使う
掃除機のアタッチメントの隙間ノズルで外形が34mmの物が売っているので、これを密閉容器にカットして、横長になる様に固定する
パイプファン側は30mmのパイプを使用すれば可能

水フィルター式卓上集塵機:パイプファンの囲いを製作

水フィルターの自作集塵機のパイプファン

使用しているパイプファンは、Panasonic fy-08pd9sd
換気扇は、白い外枠が17cm位で、排気のパイプ系は100mm
画像のファンは、白い枠の下側をカットしてある

スチレンボードの切り出し

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケース作り

強度的にプラバンが良いのだけれど、在庫が無かったのでスチレンボードで作成
大体の配置はこんな感じ

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケースの高さかさ増し

パイプの穴を開け、パイプファンと囲いの内側に隙間を作る為に、余ったスチレンボードでブロックを作り両面テープで貼っていく

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケースの内側

ブロックを利用して壁を立てていく

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケースの外側

ガムテープなどで壁を固定していき、囲いを作っていく

パイプを付ける

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケースの外側にパイプ付けた

穴を開けてパイプを通し

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのケースのパイプの内側

ガムテープで固定して囲いは完成
テープで固定すると強度が足りないので、ホースを取り付ける時などは注意が必要

水フィルター式卓上集塵機:パイプファンに掃除機の紙パックを付ける

水フィルターの自作集塵機のパイプファンに付ける掃除機のパック

水フィルターで100%集塵できるとも思えないので、パイプファンに紙パックを付けて最後のフィルターとすることにした
100均などで売っている掃除機の紙パックを、パイプファンに取り付けるために、厚紙を取りパイプ径に合った穴を開ける

水フィルターの自作集塵機のパイプファンの後ろ側

すっぽり被せれば完成

水フィルターの自作集塵機のパイプファン用のスタンド

パイプファンは自立しないので、綿棒が入っていたケースを利用してスタンドを作製

水フィルター式卓上集塵機:ホースで繋げる

水フィルターの自作集塵機のパイプとホースバンド

我が家にあったパイプ、このパイプに合うように製作していった
抜けいやすいよりかはホースバンドはあった方が良いと思う

パイプの長さは、20cm程度以上からはお好みでって感じかな
20cm程度はあると、水式フィルターで取り切れなかった粉塵は、パイプに溜まっていくので、短いとパイプファンへ粉塵が行きやすくなる
パイプファンを足元に置くのもいいし、作業机の端っこでもいい、壁に引っ掛けてもいいと思う

水フィルターの自作集塵機とパイプの接続

接続したら完成
パイプファン側のパイプの強度が不安な場合は、パイプファン側から取り付けた方が、楽に安全に取り付けられる

水フィルター式卓上集塵機:完成

水フィルターの自作集塵機3号機-完成

USBの配線など全てを繋げたら完成
上の完成写真では、ファンガードが密閉容器の蓋の下になっている

水フィルター式卓上集塵機:使用レビュー

使用前に

下にトレーを置く

水フィルターの自作集塵機の下にトレー

水を扱うので、必ず100均などの角型トレーを下に置くこと
置かないで使用し、ホットボンドが剥がれたりなどで隙間ができ水が漏れたら、作業机が濡れて掃除が面倒になる
トレーがあれば万が一でも少しは安心できる

パイプファンの吸引力テスト

水フィルターの自作集塵機のパイプファンのみの吸引力

ホースで繋げたパイプファンの吸引力をテストしてみた
スイッチを入れたらティッシュを吸い込んだので、吸引力としては十分
これでDCファンを作動させても吹き返すことはなさそう

集塵機の使用レビュー

水フィルターの自作集塵機で集めたごみ

1番改善したい吹き返しは、パイプファンのおかげでゼロで大満足
ゲート処理、タミヤのベーシックパテと高切削の瞬間接着剤で合わせ目消しをして、ちゃんと集塵できている
吹き返しが無いので、作業机がザラザラすることもなく、快適に作業が出来ているので、机や作業している部屋を綺麗にできるので、プラモデル用の水フィルター式卓上集塵機はオススメ

防塵マスクは必須

吹き返しが少なくなったとはいえ、ヤスリをかけたりすると粉塵が排出される
集塵機の次に顔が1番近くなり、マイクロプラスチックなどを吸い込む危険が高いので、防塵マスクは付けた方が良い
趣味で健康を害するのはもったいないので、防塵マスクは装着しましょう

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