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プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編

エアブラシ塗装では必須アイテムの1つ、塗装ブース。
これがないとミストで部屋の壁などが汚れるし、シンナーが部屋に充満して危険。
当時の市販品は自分の環境では不満があったため自作した。
現在はエアテックス ウォーターブース Niagaraを使用しているけれど、せっかくなので作り方を紹介。

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作業環境など

マンションで塗装ブースを置くとなると、ベランダに排気を出さなければならない。
常設できてベランダに排気しつつ、窓を少ししか開けなくてすんで、塗装ブースの他にも換気ができて、家の壁に穴を開けなくて済む方法を考え、窓用換気扇のパネルに穴を開けて排気することにした。

自作塗装ブースのために買ったもの

*商品仕様が変更になりサイズが変わっている場合があります
 お買い物前にサイズなどの確認をしてください

換気扇などの購入理由

  • 衣装ケース:机など自分の環境に合わせた大きさだったので
  • 換気扇:本体もシロッコファンも鋼板製
    塗装はシンナーを使うので、プラスチック製よりも金属製の方が安心で自作塗装ブースにオススメ
  • 換気扇用コンセント:天井埋め込み型でコンセントが付属して無いので、換気扇用プラグコードは絶対に必要
  • アルミダクトホース:換気扇と繋げる為、換気扇の排気側の径は100mm、窓用換気扇のパネルに差し込むなら硬い物
  • 金網:換気扇の前に置くネット替わり、レンジフィルターを吸い込まないようにするのに使用
  • コードフック:換気扇に取り付け金網を固定するのに使用
  • ハニカムフィルター:ある程度の吹き返し防止のため
  • レンジフィルター:排気を少しでも綺麗にするため

自作塗装ブースの組み立て

塗装ブースを作製したのが、この記事の約10年前なので、製作中の画像がないので、イラストを書いてみた。

資材が揃ったら

衣装ケースのどの辺に換気扇を入れるかによって、塗装ブースの傾きが決まるので注意が必要。
衣装ケースの上側なら傾きは大きくなり上を向きやすく、下側なら傾きは小さくあまり上を向かない。
ケースを切ってしまった後だと遅いので慎重に。
また本体が鋼鉄製なので、動かすと机に傷が付くと思うので、設置場所を決め、下に板を置いたりと、イロイロとシミュレーションしたほうが良い。

塗装ブースの組み立て

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 手順1

衣装ケースに換気扇が入る四角い穴を開ける。
カッターだけでやると大変なので、3mmくらいのドリルで2cmおきくらいに穴を開けて、金属用のニッパーで切っていった。
換気扇の枠より大きくならないように注意しながら切っていく。

上記の画像は、右からダクトホース、衣装ケース、換気扇、金網と配線止めクリップ、レンジフィルターと磁石、ハニカムフィルターの順。
強度を考え、衣装ケースの内側から換気扇を入れる。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 手順2

衣装ケースに換気扇をはめ、隙間ができないようにホットボンドとアルミテープで固定していく。
最後でもいいんだけど、ここではアルミダクトホースをアルミテープで固定。

金網を換気扇の大きさに合うように、金属用のニッパーで切断。
そして金属の配線止めクリップで固定。
この金網がないと、レンジフードフィルターが吸い込まれてしまう。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 手順3

衣装ケースが汚れないように、カレンダーやポスト投函のチラシなどのコート紙を、衣装ケースの汚れそうな内側に貼っておく。
換気扇フィルターを磁石で金網に固定し、衣装ケースに合わせたハニカムフィルターを入れれば、塗装ブースの完成。

窓用換気扇を設置する

塗装で使用している窓用換気扇

窓用換気扇を窓に設置し、アルミダクトが通る穴をパネルに開け、そこに塗装ブースのアルミダクトを通しフィルターで取れなかったミストを排気する。
また、窓用換気扇で吹き返しなど、塗装ブースで吸えなかったミストを排気させる。

使わないときは穴を塞ぐパーツを作っておくと、作業しないときの違和感なく過ごせるので、あると落ち着く。

自作塗装ブースのレビュー

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 ハニカムフィルター

換気扇の吸引力が強いので、少し離したところからブースに向けて塗装すると、ガンガン吸ってくれる
ハニカムフィルターの端っこで塗装しない限り、吹き返しも殆どない。
ハニカムフィルターを奥に押し込み過ぎると、換気扇の無い中央以外は、衣装ケースにミストが当たり、吹き返しが起きるので、なるべく手前に配置。
また、エアブラシを使う際も、なるべく換気扇のある中央付近を使うように気を付ける。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 換気扇フィルター

ハニカムフィルターを外し、換気扇フィルターのみ。
換気扇フィルターは、薄過ぎるとフィルターとしての効果は薄いし、厚過ぎると吸引力が落ちてしまうので、自分のエアブラシの使い方に合った、適度な厚さを見つけておくこと、後々の塗装ブースのメンテナンスのときに楽できることになる。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 金網

フィルターを全て外すと、金網越しに換気扇が見える。
換気扇のシロッコファンに、サフや塗料が付着している。

窓用換気扇があるので、臭いも減るし吹き返しで空中に舞うミストも減る。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブース編 蓋

使用しないときは、衣装ケースの蓋が使えるので、少しは見た目をすっきりさせられる。
アルミダクトは外すと面倒なのでそのままだけれど、気になるなら外すことも可能。

自作塗装ブースを作ってみて

メリット

  • 安価
  • 自分の好きな大きさで作れる
  • 自作しているので、分解するのは簡単
  • 換気扇の能力で吸引力をコントロールできる

デメリット

  • 作る手間がかかる
  • 試すまで能力が把握できない

自分的には作って良かったかなと思う。
限られたスペースに望む吸引力以上のものが作れたし、メンテナンスも簡単だった。
プラモデルを作るのも、こういう道具を作るのも好きな人には、自作塗装ブースはかなり向いている。
自分の環境に合わせて、どんどん改良していく楽しさも自作にはあるしね。

防毒マスクは装着しましょう

どんなに優秀な塗装ブースでも吹き返すことはあるし、塗料を希釈している時も、有機溶剤は揮発しているので、防毒マスクは必須。
趣味で健康を害さないように、日ごろから気を付けましょう。

換気扇 パナソニック FY-24BM6Kの掃除の仕方

別ページに記載しました。

プラモデル製作 工具 自作塗装ブースの換気扇 パナソニック FY-24BM6Kの掃除
プラモデル製作で使用していた、自作塗装ブースの換気扇、パナソニック FY-24BM6Kの分解掃除方法です 分解清掃は自己責任でお願いいたします
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