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塗装用品エアブラシ塗装道具や工具など

プラモデル製作で使用している 防毒マスクと防塵マスク

ヤスリがけでは粉塵、スプレーやエアブラシ塗装では、溶剤ミストが発生する。
長期間吸い込むと健康被害の原因となるため、専用マスクで防護している。
自分の使っている防毒マスクと防塵マスクを紹介してみる。

以前は、3M 6000シリーズを使用していたが、コロナ禍で吸収缶が入手困難になったため、現在はシゲマツ製マスクに切り替えた。

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専門的なマスクの必要性

塗装時

塗装ブースを使用していても吹き返しは発生し、シンナーなどの有機溶剤ガスと塗料顔料の粒子が空気中に漂う。
これらを防ぐには、有機ガス用吸収缶と、顔料の粒子を防ぐ、防じんフィルターを装着できる防毒マスクが必要になる。

研磨時

ヤスリがけではプラスチックやパテの粉塵が舞う。
長期吸入は健康リスクがあるため、防じんマスクと集塵機の併用が望ましいと思う。

専門外の家庭用マスクなどではダメな理由

家庭用マスクなどは、有機溶剤に未対応で、隙間ができ粉塵を完全には防げない。
肺は一度壊れると再生しないので、専用のマスクで保護したほうが安全。

吸収缶やフィルターとは?

  • 吸収缶:有機溶剤などの、ガスを吸着するもの
  • フィルター:顔料やパテ粉などの、粒子を捕集するもの

塗装環境では両方の併用が必須になる。

エアブラシ塗装時の防毒マスク|シゲマツのTW02SとTS/OV

使用機材

  • マスク本体:シゲマツ TW02S(次回はTW02)
  • 吸収缶:TS/OV(有機ガス+防じん一体型)
プラモデル製作で使用しているエアブラシ塗装用具 TW02S

シゲマツのマスク本体TW02Sと、吸収缶の有機ガス用 TS/OV。

TW02Sの選定理由とレビュー

株式会社 重松製作所のマスクにした理由は、コロナ禍で3Mの吸収缶6001が手に入らなくなったから。

コロナ禍で、3Mの吸収缶6001(韓国製)が、輸入停止などにより入手困難になった。
日本製で供給が安定していし、お金を自国内で循環させたほうが良いという考えもあり、シゲマツへ変更。

TW02Sは吸収缶を左右2個装着でき、呼吸が楽そうだから。
また、メーカーの公式サイトに、吸収缶が1つよりも2つのほうが、約4倍長持ちするとあったので、吸収缶の接続が2つのTW02SのMサイズにした。

TW02とTW02Sの違い

顔に当たる、接顔部の素材が違う。

  • TW02:TPE(熱可塑性エラストマー)製
  • TW02S:シリコーンゴム製

両製品ともに、シゲマツの公式HPにスプレー塗装対応とあるので、エアブラシ塗装にはどちらも適している。
両方とも低アレルギーの素材だが、シリコンにアレルギーが有る人は、TW02を使用したほうが良いと思う。

接顔部の素材が熱可塑性エラストマー

接顔部の素材がシリコン

マスク本体 TW02Sのレビュー

TW02Sは柔らかくフィットし、長時間でも鼻が痛くならない。
4年ほど使用しても、本体が歪んだりゴムが切れたりすることなく、快適に使えている。
眼鏡との併用も問題ない。

5年目になって、接顔部の変形が見られたので、買い替えた。

TS/OVの選定理由とレビュー

自分がよく使う塗料は、ラッカー系と水性系なので、適切なフィルターを調べてみた。
薄め液は、有機溶剤なので、有機ガス対応が必要。
塗料は、顔料やアルミ粒子入なので、防塵機能が必要。

防じんの粒子捕集効率が複数あるが、80%で良いと思うので、TS/OVになった。

塗装環境でも防塵フィルターは必要

吸収缶で、シンナーの臭いはしないが、フィルターを付けないと、空気中の粒子状の物質(塗料の顔料など)で吸収缶が詰まり、ガス吸収性能が下がるし寿命も短くなる。
ガスだけでなく顔料などもある塗装環境では、フィルターの装着をしたほうが良いと思う。

フィルターと吸収缶の交換目安

吸収缶には使用時間があるが、ガスの濃度などの環境によって変わってくる。
自分的な目安としては、

  • シンナー臭がするようになったら吸収缶の交換
  • フィルターが黒くなってきたり、息苦しくなったらフィルターの交換

と決めている。
TS/OVは一体型なので、どれかになったら交換している。
自分の週1回から2回の塗装ペースだと、だいたい3ヶ月位でフィルターは黒くなる。

吸収缶 TS/OVのレビュー

吸収缶に関しては、臭いもなく、息苦しさもない。
フィルターと一体型なので、付替えも簡単でとても良く感じる。

約3ヶ月使用した TS/OV

左が使用後3ヶ月のフィルター付き吸収缶 TS/OV

左は塗装を3ヶ月ほど行った吸収缶、右は開封直後の吸収缶。
左側は黒っぽく汚れている。
塗料の顔料などを吸い込んでしまうのを、防げているのが分かると思う。

自分的な目安として、この位フィルターが黒くなってきたら、シンナー臭がしなくても、TS/OV(フィルター付き吸収缶)を新品に交換している。

ヤスリがけ時の防じんマスク|シゲマツのTW01SCとR1

使用機材

  • マスク本体:シゲマツ TW01SC
  • フィルター:R1
研磨作業で使用している防塵マスクTW01SC

TW01SCの選定理由とレビュー

TW01SCの選定理由

旧DR77Rが生産終了・変形したため、似たスペックのTW01SCに買い替えて使用中。
防じんと防毒の兼用マスクだが、自分は防じん専用で使っている。

TW01SCのレビュー

息苦しさや痛みはなく、メガネ併用でも問題はなし。
TS/OVを装着すれば防毒マスクとしても使用可能。

フィルターはケースレスのR1を使用するので、ホルダーとキャップを別途購入する必要あり。

R1の選定理由とレビュー

R1の選定理由

メーカの取替え式防じんマスク用フィルタ選択チャートを調べた。
取替え式防じんマスク用フィルタ選択チャート

  • R1は:粒子捕集効率は80.0%以上で、土砂・岩石の掘削、粉砕作業が可能
  • R2:アスベストや溶接も可能となる

プラモデルの研磨粉は主にプラスチック樹脂粒子で、R1で十分と判断。

R1のレビュー

手動でも、ペンサンダーで研磨している時も、このフィルターで喉が痛くなったりしたことはないし、息苦しくもない。
高価ではないため、定期的に更新している。

フィルターの付け方

TW01SCにR1フィルターを付ける手順
  1. 別途購入した、ホルダー、キャップ、R1フィルター
  2. マスク本体に、ホルダーを装着(回して取り付ける)
  3. ホルダーに、R1フィルターを乗せる
  4. キャップを、きちんとはめる

簡単に取り付けができるので、おすすめなマスク。

R1の選定理由

メーカの取替え式防じんマスク用フィルタ選択チャートを調べた。
取替え式防じんマスク用フィルタ選択チャート

  • R1は:粒子捕集効率は80.0%以上で、土砂・岩石の掘削、粉砕作業が可能
  • R2:アスベストや溶接も可能となる

プラモデルの研磨粉は主にプラスチック樹脂粒子で、R1で十分と判断。

R1のレビュー

手動でも、ペンサンダーで研磨している時も、このフィルターで喉が痛くなったりしたことはないし、息苦しくもない。
高価ではないため、定期的に更新している。

マスク本体の買い替え時

本体が変形や、装着時に痛みが出たら交換だと思う。

マスク本体の買い替えどきの画像

左が新品のマスクで、右が古いマスク。
サイズ違いかと思うほど、右の古いほうの接顔部が変形している。

変形したマスクに見慣れてしまうので、新品のマスクをスマホで撮影しておくと、比較しやすいと思う。

保管はカメラのドライボックス

マスクの保管に使用しているケースは、ハクバのドライボックスNEOの15L。
密閉できるし、除湿剤を入れられるケースが蓋に付いているので、保管時の湿度をコントロールでき便利。

プラモデル製作で使用しているカメラケース マスクを収納

マスク本体を3個も所有しているので、15Lを使用している。
マスク本体と、吸収缶、フィルター、防護ゴーグル、除湿剤を入れている。
連日の作業になるときは、チャック付きポリ袋に入れて一時保管している。

プラモデル製作で使用しているカメラケース マスクを収納2
  • 5.5L:W330×H135×D220mm
  • 9.5L:W330×H230×D220mm
  • 15L:W470×H235×D240mm

と大きさがあるので、自分にあったサイズを選べる。

保管時の注意点

マスクを使用後はキムワイプなどで、マスク本体の面体などを拭き取ると、マスク本体は長く使えるようになる。
汚れが激しいなら、フィルターなどを外した状態で軽く水洗いも可能。
乾かすときは陰干しなので注意。
*吸収缶やフィルターは、洗って再使用はできないのでしないで、必ず使い捨てにすること

エアブラシ塗装・研磨用マスクのまとめ

自分が使用しているマスクは下記の通り。

エアブラシ塗装時のマスク一式

  • 防じん・防毒マスク:シゲマツ TW02S(シリコン) 今後使用はシゲマツ TW02(TPE)
  • 吸収缶:シゲマツ TS/OV(フィルター付き吸収缶)2つ

ヤスリ使用時のマスク一式

  • 防じん・防毒マスク:シゲマツ TW01SC
  • フィルター:R1(ホルダー、キャップが必要)

交換や買い替え時

  • フィルターや吸収缶:シンナーの匂いを感じたり、息苦しくなったり、白いフィルターが黒くなってきたら
  • 本体:痛くなったり、本体が変形してきたら

エアブラシ塗装時の関連機材

塗装ブース

有機溶剤やミストが出るので、換気や吹き返しのためにも、塗装ブースは必要。
市販、自作と、自分の製作環境に合ったものを選んで、塗装を楽しみたい。

ウォーターブース Niagara

現在使用しているのは、エアテックスのウォーターブース Niagara。
レビューは下記の2記事で。

自作塗装ブース

過去に使用していたのは、パナソニックのFY-24BM6Kという、シロッコ型換気扇を使用した自作塗装ブース。
作り方と、換気扇の掃除の仕方は、下記の記事で。

エアブラシ本体

使用しているエアブラシは、下記の記事で。

エアブラシ塗装時の塗料の希釈

塗料の希釈、濃度、保管については下記の記事で。

研磨時の関連機材

ヤスリ

使用しているヤスリは下記の記事で。

ペンサンダー

使用しているペンサンダー。

自作集塵機

自作した集塵機。マスクと一緒に使用している。
部屋が粉だらけにならないので、掃除が楽でいい。

最後に

エアブラシ塗装では、マスクや塗装ブースは必須だと思っている。
ラッカー、水性関係なく、顔料を吸い込むのは体に良くないしね。

ヤスリがけでは、プラスチックの粉だけでなく、パテなどを使っていたら、その粉も空中に舞う。
粉じんで「じん肺」という病気になる場合もある。
肺に溜まった粉や、組織化され固くなった肺を元に戻す方法はない。
マスクと一緒に集塵機も使うと、部屋も散らからずに良い。

近年話題のマイクロプラスチックが、人体の頸動脈の隆起に蓄積されているという記事があった。
頸動脈の隆起から検出された人は、されなかった人に比べ、脳卒中などになるリスクが4倍以上になるらしい。
また、体内に広がり炎症を起こしている可能性があるというのだから、やすりがけのプラの粉が体に悪い影響を与える可能性があるということになる。

マスクでしっかりと予防をして、健康的に楽しく趣味を続けるように心掛けたい。

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